猫が枕元におもちゃを持ってくる心理は、基本的に構ってほしいという気持ちがあります。
その他に4つの心理が考えられますので、全部で5つの心理が考えられます。
詳しくは本記事内でご紹介していきますね。
信頼を寄せる飼い主だからこそ、猫が見せるこの行動。
猫の気持ちを察して正しく相手をしてあげることで、さらに猫との絆が深まりますよ。
一緒に猫が喜ぶ人気のおもちゃもセレクトしてみたので、参考にしてみて下さいね。
それでは早速見ていきましょう。
猫が枕元におもちゃをもってくる心理は?
枕元におもちゃを持ってくる猫の心理は、主に次のようなことが考えられます。
- 飼い主の気を引きたい(遊んで!構って!)
- 自慢したい【狩りをした獲物と見立てている】
- 褒めてほしい【狩りをした獲物と見立てている】
- 獲物の共有【狩りをした獲物と見立てている】
- 飼い主の側が猫の安心できるスペースになっている
それでは、順番に見ていきましょう。
①飼い主の気を引きたい
猫はとても賢いので、飼い主の気を引くために色々なアピールをしてきます。
おもちゃを持ってくるのは、
「遊んでほしい」
「構ってほしい」
という猫からのアピールの可能性があります。
お気に入りのおもちゃや、よく遊ぶおもちゃを持ってくる場合、そのおもちゃで飼い主さんと遊ぶことが楽しくて大好きだという現れです。
また遊んでほしい、おもちゃを動かしてほしいという期待を込めて、飼い主のもとへ持ってきていると考えられます。
②自慢したい【狩りをした獲物と見立てている】
猫はもともと肉食動物なので野生では小動物を捕まえて食べていました。
野生ではネズミも鳥も虫も、自分より小さな動くものならなんでも狩りの対象なので、小さな動くものは大好きです。
現在は狩りをする必要がない家猫ですが、その狩猟本能はしっかり備わっており、一人遊びが上手な子は、ひとりでもおもちゃを獲物に見立てて器用に動かして遊びます。
その結果、おもちゃを獲った【獲物】として、飼い主さんに「すごいでしょ!」と自慢したくて持ってきていると考えられます。
③褒めてほしい【狩りをした獲物と見立てている】
猫が狩りの成果としておもちゃを持ってきた時、自慢したい気持ちともう一つ、褒めてほしいという思いもあるのです。
頑張って捕まえた獲物を見せて、
「すごいね」
「頑張ったね」
と大好きな飼い主さんに褒めてほしいのです。
人の子供と同じように、猫も非常に感情豊かで褒められることが大好きな生き物なんですよ。
④獲物の共有【狩りをした獲物と見立てている】
狩りの結果捕まえた獲物を持ってくる場合は、
- 「食べていいよ」とプレゼントとして持ってくる
- 「これで狩りの練習をしていいよ」と狩りの練習用として持ってくる
場合が考えられます。
家猫はフードを貰っているので、食べるために狩りをしているわけではありません。
お腹がすいているわけではありませんから、純粋に狩猟本能からくる遊びのつもりで狩りをします。
その結果得たものは、飼い主さんにプレゼントしてくれている訳ですね。
雌猫の場合は、狩りの仕方を教えるために持ってきている場合もあります。
野生では母猫が子猫に狩りを教えるため、捕まえた獲物を子猫のもとへ持ってきます。
狩りの仕方を知らないであろう飼い主さんに、子猫に教えるようにおもちゃを持ってきてくれているとも考えられます。
⑤飼い主の側が猫の安心できるスペースになっている
猫がおもちゃを運ぶのは、その場所が猫にとって安心できる自分のテリトリーだと認識している可能性もあります。
飼い主の寝床は、猫にとってもそのまま安心できる大切な場所なのでしょう。
そこに自分の大事なものも持ち込んでいるのですね。
猫が枕元におもちゃを持ってきた時飼い主が取るべき行動は?
猫がおもちゃを持ってきたら、猫の様子に合わせて以下の対応をしてみましょう。
- おもちゃを受け取る
- 持ってきたことを褒める
- 猫と遊ぶ
- 猫を観察する
それでは、順番に見てみましょう。
①おもちゃを受け取る
おもちゃを飼い主が手にした時の猫の反応で、なんとなく猫の気持ちが見えてくることもあります。
遊びの体制に入るのか、褒めてほしそうにこちらの様子を見るのか知るためにも、おもちゃは受け取ってあげましょう。
褒めて欲しい・自慢したい・共有したい場合は飼い主さんに獲物を拒絶されると猫もがっかりしてしまいます。
飼い主さんのために狩りをしてくれたのだとしたら、無下にするのも可哀そうですね。
おもちゃではなく生きた獲物を持ってきた場合も、出来れば猫を叱ったりするのは控えたいもの。
猫の見ていないところで速やかに片付けましょう。
②持ってきたことを褒める
おもちゃを受け取っても、遊びの体制に入らない。
なんだかこちらをジッと見上げている。
そんな時は褒めてほしいなど、飼い主さんに何らかのリアクションを求めているのかもしれません。
小さな子供を褒めるように、多少オーバー気味に褒めたり、撫でてあげたりすると猫もきっと喜びますよ。
③猫と遊ぶ
おもちゃを受け取った時に遊びの体制に入ったら、それは遊んでほしいというアピールです。
その場合には、少しの時間でもいいので積極的に遊んであげましょう。
猫と遊ぶことはスキンシップや運動不足の解消、ストレス発散と良いことずくめです。
そして、猫が遊んで欲しいとアピールする根底には、
「楽しませてくれる」
「遊んでくれる」
という飼い主への期待や信頼があります。
それには出来るだけ応えてあげたいですよね。
猫の狩猟本能をくすぐるようなおもちゃの動きや、上下運動を交えた動きで遊んであげると喜びますよ。
でも、猫の息が上がってきたり、遊ぶのに一息つくようになったら疲れたサイン。
ほどほどにして切り上げましょう。
④猫を観察する
猫がおもちゃを枕元に持ってくる場合、ほとんどがポジティブな理由が原因です。
しかし普段やらないことを急にやりだした場合には、他に猫からのサインが出ていないか注意深く観察しましょう。
猫の体調やなにかしらの異変があって、普段やらないような行動をする場合もあります。
猫に人気のおもちゃ5選!
猫に人気のおススメおもちゃはこちら。
【定番の猫じゃらしタイプ】
定番中の定番、猫じゃらしタイプならコレですね!
こちらの商品は伸縮できる釣り竿式なので、猫が広い範囲で走り回れて運動不足の解消にも◎。
釣り竿は壊れても安心な2本入りで、多種多様なヘッド部分は猫の好みに合わせて付け替え可能。
猫おもちゃの
「すぐ壊れる」
「買ってみたけど食いつきが悪い」
というありがちな悩みにも対応してくれます。
音に反応する猫ちゃんには鈴つきおもちゃ、音が鳴るのが嫌いな子には鈴無しと、猫の好みに合わせて選べるのでハズレがありません。
【けりぐるみタイプ】
抱きかかえて蹴ったり噛んだりと、アクティブな遊びが好き子ならこちらがおススメ。
またたび入りで食いつきもよく、猫にフィットして蹴りやすい絶妙なフォルムと、猫が好きなシャカシャカ音で、大喜びで遊んでくれます。
お手頃なお値段なのも嬉しいポイント。
飼い主も疲れることなくエビ天に抱きつく猫ちゃんを楽しめます。
【音が鳴るネズミのおもちゃ】
シンプルなネズミのおもちゃも猫は大好き。
蹴ってかじって追いかけまわしてと、一人遊びでも楽しんで遊んでくれます。
電池内蔵式で触ると自動的に音が鳴るので、猫が興味を持つこと間違いなしです。
しかもこのおもちゃは猫が噛むことでデンタルケアまでしてくれるので、歯磨きが難しい猫には特にオススメ。
歯磨きおやつではカロリーが気になる子も、この商品なら遊びが歯磨きに代わるのでより健康的ですね。
【キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン2(猫用電動おもちゃ)】
猫に心行くまで遊んでほしいならコレ。
人の動きでは難しい豊富な動きで猫が飽きることなく楽しく遊べます。
本体は猫が好きなカサカサ素材で乗ったりじゃらしを追いかけたりと一人でも夢中になって遊んでくれます。
交換用スティックがあるので取り換えることで長く楽しむことが出来ますよ。
【Cheerble 猫おもちゃ】
家で一人のお留守番が多い猫や、猫と遊ぶ時間が少ない飼い主のためにデザインされたこの商品。
しっぽが光って動き回ってと、猫の興味を大いに引いてくれます。
倒れても起き上がり、前後に動いたり向きを変えたりと、不規則な動きで猫の追いかけっこの相手をしてくれます。
まとめ:猫が枕元におもちゃを持ってくる心理は?飼い主が取るべき行動は?
猫がおもちゃを持ってくる理由は、
- 「構ってほしい」「遊んでほしい」のアピール
- 狩りを成功させたことを自慢したい、褒めてほしい
- 獲物をプレゼントしている、狩りを教えようとしている
- 飼い主さんの側が安心なので持ってきている
といったように、信頼している相手であるからこその行動であることがわかりました。
全身で「大好き!」を伝えてくれている愛猫に、遊んだり褒めたりと応えてあげることでより絆が深まりますよ。
ぜひ愛猫の好みそうなおもちゃを選んで、
プレゼントしてあげてくださいね♪
【参考】
⇒猫がおもちゃで遊ばない理由とは?上手なおもちゃの選び方を解説します
⇒猫がおもちゃを水に入れる理由は?くわえて歩く心理と集める理由も解説