猫がおもちゃで遊ばない理由の1つは、「おもちゃに飽きた」という可能性が挙げられます。
あとは、
- 今は遊びたい気分じゃない
- 大人になったから
なども考えられるんです。
この点は後ほど詳しく説明しますね。
さらに、上手なおもちゃの選び方についても解説していきます。
この記事で分かること
- 猫がおもちゃで遊ばない理由とは?
- 猫のおもちゃの上手な選び方
- 猫がおもちゃで遊ばない時の対処法
この記事では猫がおもちゃで遊ばない理由と、上手なおもちゃの選び方を解説します。
それでは早速見ていきましょう。
猫がおもちゃで遊ばない理由とは?
猫がおもちゃで遊ばない理由を、いくつか挙げていきます。
- 遊びたい気分じゃない
- 遊び方が猫の好みじゃない
- 体調不良
- まだ環境に慣れていない
- 成猫になってきたから
- 元々運動が足りておらず肥満気味
では、1つずつ説明していきますね。
1.遊びたい気分じゃない
遊びたい気分じゃないというのは、寝起きやお腹いっぱいで動きたくない時、または猫が1人で遊んで満足している時などが当てはまります。
これは猫の個体差が原因とされていて、元々積極的に遊ばない猫もいることが分かっているんです。
さらに多頭飼いをしていて、他の猫が遊んでいるのに遊ばない猫がいる様子も見かけますよね。
この場合は猫同士の上下関係や、相性などが考えられます。
猫は自分の気持ちに正直な生き物なので、遊びたい気分じゃない時は何をしても反応しません。
そういう時は、無理強いは厳禁です。
2.遊び方が猫の好みじゃない
紐状のおもちゃが好きな猫や、ボールなどが好きな猫など遊び方はそれぞれです。
用意したおもちゃが猫の好みじゃなかったら、猫は遊ばないです。
またねこじゃらしなどを使っている場合、あなたの遊び方が単調だと気付くといつもは遊ぶ猫が遊ばなくなってしまうこともあります。
おおらかな猫は気にしませんが、神経質な猫は遊び方が好みじゃないと興味を持たないので遊びません。
さらに遊ぶ相手が、あなたより猫と触れ合わない家族や初対面の人の場合も当てはまります。
猫は繊細なので、遊び方やおもちゃを変えて遊ぶことを心掛けてみてください。
3.体調不良
病気だったり、怪我などで痛みがあったら猫は遊びません。
人間でも、体調不良だったら遊びたくないですよね。
怪我なら歩き方が変だったり、触ると痛がるなどから気付けます。
ただし病気の場合はいつもより大人しかったり寝ているわけじゃないのに動かない、ずっと隠れたままで出てこないことが多いです。
猫は体調不良を隠すので、遊ばないだけではなく上記のような様子が見られる時はよく観察して不安なら獣医に相談しましょう。
4.環境に慣れていない
あなたの家に来て間もないなど、環境に慣れていない場合は慣れるまで遊ばない猫が多いです。
やんちゃな猫や適応能力の高い猫ならすぐに遊ぶ可能性もありますが、警戒心の強い猫や繊細な猫は慣れるまで遊ばないでしょう。
しかし猫は警戒心が強いので、環境に慣れるまでは自由に歩き回ったり遊ばないのは普通のことです。
新しい住処となった場所をまだ自分の縄張りとして認識できず、不安な状態なら遊べませんよね。
特に野良猫生活が長かった猫や、成猫になってから保護されて人間不信な猫はまず環境に慣れさせることが重要です。
5.成猫になってきたから
子猫の頃は親猫や兄弟たちと遊びますが、成猫になるにつれて子猫の頃のように遊ぶことはなくなってきます。
まったく遊ばなくなるというわけではないものの、遊ぶ時間や回数は減ってくるものです。
本来猫は成猫になると、狩り以外の時間はじっとしていることが多くなります。
これは猫の本能で、狩り以外の時間に無駄な体力を使わないようにするからです。
老猫になると、さらに動かない時間が増える傾向にあります。
6.元々運動が足りておらず肥満気味
子猫の頃からあまり遊ばないで成猫になったり、元々遊ぶのが好きじゃない猫は肥満気味になってしまい遊びに誘っても遊ばない猫が多いです。
太り過ぎて体が思うように動かせない猫は、どんなおもちゃを使って誘っても遊びません。
もしくはほんの少し遊んですぐにやめてしまう、というケースがほとんどです。
しかし猫の肥満は、健康に重大な悪影響を及ぼします。
運動不足は猫にとって肥満の危険が高まるので、遊び方に工夫をこらして運動させましょう。
猫のおもちゃの上手な選び方
猫のおもちゃの上手な遊び方もいくつかあります。
- 虫のような動きをする
- ねずみのような動きをする
- 鳥のような動きをする
- スピードに強弱をつける
- 追いかけっこやかくれんぼ
- 音が出るものを使う
こちらも1つずつ解説しますね。
1.虫のような動きをする
猫じゃらしを自分の身体や壁などからチラっと見せるようにすると、猫は飛びついてきます。
または猫じゃらしを小刻みに動かしてパっと隠すと、猫は捕まえようと躍起になるんです。
しばらくその状態で遊んだら、捕まえさせてあげましょう。
2.ねずみのような動きをする
ねずみは予想外の動きをするので、猫は夢中になります。
猫じゃらしを左右に這わせるようにして、猫の気を引いて走ってきたらパっとかわします。
または、円を描くようにして追いかけさせるのも良いでしょう。
ある程度遊んだら猫じゃらしを捕まえさせて、満足感を与えてください。
3.鳥のような動きをする
飛んでいる鳥を捕まえようと夢中にさせるには、釣り竿に羽が付いているタイプのおもちゃがおすすめです。
小刻みに振ったり、上下左右に大きく振ったりして猫の気を引きます。
猫が捕まえようと近寄ってきたら、一気に上に振りましょう。
2~3回ジャンプしたら、こちらも捕まえさせてあげます。
4.スピードに強弱をつける
猫は獲物を狙うのが好きなので、猫じゃらしを動かすスピードに強弱をつけてみましょう。
またジグザグに動かしたり、大きくゆっくり左右に動かすなどすると猫は喜びます。
単調な動きでは見向きもしないので、音楽をかけながらリズムを取るのもアリです。
5.追いかけっこやかくれんぼ
あなたが部屋で上手く隠れられる場所を見つけて猫を呼んだり、口笛や手を小さく叩いて猫の気を引きましょう。
猫があなたを探す素振りを見せたら、一瞬顔や手を出して猫に見つけさせます。
あなたを見つけて向かってきたら、追いかけっこスタートです。
その際に紐やリボンなどを持って走ると、猫の本気度が上がりますよ。
さらに、紐やリボンを取られないようにしながら逃げるのがポイント。
この時も、最後は捕まえさせてあげましょう。
6.音が出るものを使う
鈴が付いているなど、音が出る猫じゃらしがあります。
その猫じゃらしを使い、見えないところで音を出して猫の気を引いてみましょう。
猫が探し始めたら音を大きくして、見つけやすくします。
「獲物を自分で見つけた!」と喜んで、遊んでくれますよ。
不規則な動きをするから飽きずに遊ぶ、音が出るので食いつきがいいなどの口コミがありました。
猫がおもちゃで遊ばない時の対処法
猫がおもちゃで遊ばない時の対処法を2つ紹介します。
- 猫が安心して遊べる環境を整える
- 猫に合った遊び方を考える
それでは順番に説明していきます。
1.猫が安心して遊べる環境を整える
猫が環境に慣れていなかったり、一緒に暮らす人とのコミュニケーション不足という状況ではなかなか遊びません。
まずは猫が今の環境に慣れるよう、猫の隠れ家になる場所や猫ベッドを用意します。
「ここは安全なところだよ」と、猫に理解してもらうためです。
時間が経てば猫の方から出てくることもあるので、焦らずに見守ってあげましょう。
猫が慣れてきたと感じたら、遊びに誘ってみてください。
2.猫に合った遊び方を考える
猫によって、遊び方は色々あります。
ジャンプするのが好きな猫やねずみやボールを追いかけるのが好きな猫、ねこじゃらしが好きな猫など様々です。
さらに人間と遊ぶのが好きな猫と、人間とは遊びたがらない猫もいます。
猫じゃらしの動かし方1つでも猫の好みは違うので、いかに猫の興味を引くかにかかってくるんです。
段ボールなどで隠れ家を作ったり、おもちゃのついたトンネルなども使ってみる価値はあります。
猫は飽きっぽい上に、興味を無くすと遊ばなくなるので工夫が必要です。
まずは猫が好きなものや興味を持つものを、理解してみましょう。
まとめ:猫がおもちゃで遊ばない理由とは?上手なおもちゃの選び方を解説します
まとめると、
- 猫がおもちゃで遊ばない理由
・遊びたい気分じゃない
・遊び方が猫の好みじゃない
・体調不良
・環境に慣れていない
・成猫になってきたから
・元々運動が足りておらず肥満気味 - 猫のおもちゃの上手な選び方
・虫のような動きをする
・ねずみのような動きをする
・鳥のような動きをする
・スピードに強弱をつける
・追いかけっこやかくれんぼ
・音が出るものを使う - 猫がおもちゃで遊ばない時の対処法
・猫が安心して遊べる環境を整える
・猫に合った遊び方を考える
猫とおもちゃで遊んで、運動不足の解消をするのはとても重要なことです。
肥満防止と、あなたとのコミュニケーションが取れる楽しい時間にすれば猫も喜びますよね。
猫がおもちゃで遊ばない理由を知って、上手く遊んであげましょう。
【参考】
⇒猫がこたつの中で寝るのは危険?健康面で害はあるのかと注意点も