猫がケージから出てこない時は、オモチャやおやつなどで誘い出すという方法があります。
怖がりな猫もいるので、無理やりケージから出すのは逆効果です。
猫がケージから出てこない理由や、上手な誘い出し方などは後ほど詳しく解説しますね。
さらに、猫が自分からケージに入る理由も紹介していきます。
この記事で分かること
- 猫がケージから出てこない時はどうする?
- 猫が自分からケージに入る理由は?
- 猫の引きこもり対策はある?
この記事では猫がケージから出てこない時はどうするのか、自分からケージに入る理由も説明します。
それでは早速見ていきましょう。
猫がケージから出てこない時はどうする?
猫がケージから出てこない時は、オモチャやおやつなどで誘い出すのがおすすめです。
猫が気に入っているオモチャやおやつで、猫の気を引いてみてください。
猫と遊びながら、猫の名前を呼んであげるのも良いですよ。
また食いしん坊な猫なら、おやつを見ただけでケージから出てくることもあります。
ただしオモチャで誘い出した場合はしっかり遊んであげること、おやつの場合は見せるだけじゃなくてちゃんとあげましょう。
子猫や保護猫の場合は、警戒してケージから出てこない可能性が高いと考えられます。
その場合はここが安全なのか確認している最中なので、慣れるまでそっとしておきましょう。
環境に慣れて猫が「安全な場所だ」と認識したら、自分から出てくるのでそれまで待ってあげてくださいね。
食い付きがいい、ご褒美にちょうどいい、袋を開けた瞬間飛んでくるなどの口コミから猫を誘い出すのに良さそうです。
猫が自分からケージに入る理由は?
猫が自分からケージに入る理由は、いくつかあります。
特に、ケージが安全な隠れ家だと言う認識が1番の理由です。
- 安全な隠れ家だから
- ストレスを軽減させる
- 飼い主による影響
- 縄張りを主張
1つずつ、説明していきます。
1.安全な隠れ家だから
猫は元々、閉鎖的な場所や狭い場所が好きな生き物です。
これは、野生で生きて来た猫の持つ本能的な行動と言われています。
野生の猫は敵から身を守る為に、閉鎖的な場所や狭い場所に隠れる必要がありました。
要するに野生だった頃の習性が、家猫になっても残っているのです。
そのため、ケージも猫にとって身を守る隠れ家となります。
2.ストレスを軽減させる
猫は外部から受ける刺激や、環境の変化にはとても敏感です。
知らない人がいる、大きな音や見慣れない物などはストレス要因になります。
ストレスを抱えた猫は、安心できる場所を求めます。
ケージは周囲から守るように囲む構造なので、猫にとって安全な場所だと判断するんです。
そのためケージに入ると安心して、ストレスを軽減させます。
誰からも邪魔されず寛げる場所でリラックスしているので、そっとしておいてあげましょう。
3.飼い主による影響
あなたが意図的ではないものの、猫にストレスを与えてしまっている可能性があります。
猫は人間をよく観察しているので、あなたの言動に敏感に反応してしまうんです。
例えば無理に抱っこしようとする、子供に追いかけられる、大声を出すなどが挙げられます。
こういった、猫が不快に感じる行動を取ってしまうと安全な場所であるケージに逃げ込みます。
可愛いという気持ちは分かりますが、スキンシップが過剰だったり構い過ぎるのはストレスを与えてしまうだけです。
猫は自分のペースで過ごしたいという子が多いので、ケージに籠ってのんびり静かに過ごす時間を選びがちになります。
4.縄張りを主張
猫は、縄張り意識がとても強いです。
自分のテリトリーをはっきりさせ、その中を自由に動いて過ごすことを好みます。
ケージは猫にとって大切なテリトリーで、パーソナルスペースでもあるんです。
縄張りを荒らす対象がいたら、縄張りを守るために怒ったり威嚇する可能性もあります。
それぐらいケージは猫にとって大切な縄張りだということを覚えておいてください。
ケージに入って毛繕いをしたり、ゆっくり寝ている時もそっとしておきましょう。
猫の引きこもり対策はある?
猫は引きこもりの期間が長引くと、猫が本来持っている自信を失いかねません。
安心できる場所から、外に出ることが怖いと感じてしまうんです。
そのため、人間がいなくなってからご飯を食べたりトイレをするようになります。
こういった状況は、猫がストレス性の病気になる可能性を高めてしまいます。
そこで猫が引きこもりにならない為に、「いても良い場所・安心できる場所」をケージの外に作るのがおすすめです。
その条件として猫の様子を観察しやすく、手が届いてコミュニケーションを取りやすいというものが挙げられます。
- キャットタワー
- ドーム型の猫用ベッド
- キャリーバッグ
- トンネル型のおもちゃ
- 段ボール箱
何かあった時に咄嗟に入れる、隠れられるというところが重要なポイントです。
キャリーバッグは横から入れるタイプを選んで習慣化させておくと、通院の際などにもすんなり入るようになりやすいです。
キャットタワーは、逃げるための導線としてカラーボックスやタンスなどを並べておくと使いやすくなります。
作りがしっかりしている、カバーが洗えるのがいい、手ごろな値段で買えるなどの口コミがありました。
まとめ:猫がケージから出てこない時はどうする?自分からケージに入る理由も
まとめると、
- 猫がケージから出てこない時はどうする?
・オモチャやおやつなどで誘い出す - 猫が自分からケージに入る理由は?
・安全な隠れ家だから
・ストレスを軽減させる
・飼い主による影響
・縄張りを主張 - 猫の引きこもり対策はある?
・いても良い場所・安心できる場所をケージの外に作る
・キャットタワー
・ドーム型の猫用ベッド
・キャリーバッグ
・トンネル型のおもちゃ
・段ボール箱
ケージはただ猫がいる場所、というわけではありません。
猫がケージから出てこない、または自分からケージに入るというのは理由があることが分かりました。
ストレスなく猫が過ごせるように、快適な環境を整えてあげましょう。
【参考】
⇒子猫がケージを登れない時の対策は?夜にケージに入れるのはいつまで?
⇒猫をケージに入れっぱなしにするのはNG?おもちゃを入れる際の注意点も