猫の目やにが毎日出る原因は、目に入ったゴミや老廃物が排出されるのが主な理由です。
後ほど詳しく説明しますが、乾燥していたり1日に何回か拭き取れば済む程度の量なら問題はありません。
しかし猫の目やにがいつもより多い場合は、病気や傷などが考えられます。
そこで猫の目やにが毎日出る原因、対処法について知っておくことが重要となるんです。
この記事で分かること
- 猫の目やにが毎日出る原因は?
- 猫の目やにの対処法
- 猫の目やにがネバネバしてる時は病気?
この記事では、猫の目やにが毎日出る原因と、目やにの対処法をわかりやすく解説しています。
それでは早速見ていきましょう。
猫の目やにが毎日出る原因は?
猫の目やにが毎日出る原因は、
- 猫風邪や異物混入
- 角膜炎や結膜炎
- 鼻炎
- 猫同士のケンカで角膜に傷がついた
などが挙げられます。
猫の目やにが増えた?と感じた時は、目の感染症や病気など異常がある可能性が高いです。
目の代謝活動で出来るのが目やにで、朝起きた時にちょっとついている程度なら生理現象なので心配いりません。
それは眼脂(がんし)と言われるもので、茶色や白、赤茶色というのが特徴です。
健康に問題のない猫の場合は、少量の目やにしか出ないことが分かっています。
猫の目やにの対処法
猫の目やにの対処法について3つ紹介します。
- 猫の目やにをぬるま湯で柔らかくしてから拭き取る
- 目薬をさす
- エリザベスカラーを使う
では1つずつ説明していきます。
1.猫の目やにをぬるま湯で柔らかくしてから拭き取る
目やにが固まってしまうと、簡単には拭き取れないですよね。
そういう時はコットンや綿棒、ガーゼを36℃くらいのぬるま湯で濡らします。
そして少しずつ、目やにを柔らかくして取ってあげましょう。
嫌がるようなら一気に取るのではなく、時間を空けて片目ずつ取るのがおすすめです。
2.目薬をさす
あなたが目薬をさすのは難しいかもしれませんが、いちいち病院に行くのも大変ですよね。
そこで目薬をさす方法も説明していきます。
- 目薬を準備する
目薬は種類によって冷やした状態で保管するものもあります。
しかし冷たい液体が突然目に入ってきたら、猫は驚いてしまうかもしれません。
冷たい目薬の場合は、事前に目薬を手で握るなどして少し温めてあげましょう。 - 猫が動かないようにする
あなたが1人で目薬をさす場合は、バスタオルを使うのが良いです。
バスタオルで猫の体を包み、顔だけ出した状態で後ろから抱きかかえます。
顎を片手で押さえながら、顔を少し上に向けて支えてください。 - 素早く目薬をさす
可能なら猫の瞼を少し引っ張って目を開かせて、素早く目薬をさします。
目薬が上手にできたら、おやつをあげるなどして褒めてあげましょう。
3.エリザベスカラーを使う
猫が目にかゆみや痛みを感じて、床や壁にこすりつけたり足で引っ掻いたりしてしまうと症状を悪化させてしまいます。
エリザベスカラーを嫌がらない猫なら、目に刺激を与えずにすむのでおすすめです。
最近はエリザベスカラーの種類も増えているので、猫が嫌がらずにつけてくれるものを探してあげてください。
病院で使われているのと同じ物で、造りがしっかりしていて使いやすいと人気です。
猫の目やにがネバネバしてる時は病気?
猫の目やにがネバネバしている時は、結膜炎や角膜炎などで目に刺激がある為なので病気の可能性が極めて高いです。
結膜炎とは、瞼の裏側にある結膜が炎症を起こすという病気です。
猫が結膜炎になると、結膜が赤く腫れて目やにや涙が出たりむくんだりする症状が出ます。
ひどい状態になると瞼がくっついてしまって、目が開かなくなる危険もあるので要注意です。
角膜炎とは、猫の目の黒目部分の表面を覆っている角膜が炎症を起こす症状を指します。
他の猫とケンカしたり、異物が目に入って目を強くこすったりするのが主な原因です。
角膜炎になると目を痛がって頻繁に瞬きをしたり、目やにや涙で目の周りが汚れてしまいます。
猫の目やにがネバネバしている時は、結膜炎や角膜炎などの可能性があるので早めに病院に連れていきましょう。
まとめ:猫の目やにが毎日出る原因は?目やにの処法をわかりやすく解説します
まとめると、
- 猫の目やにが毎日出る原因は
・目の代謝活動
・目の感染症や病気など異常がある可能性が高い
・健康に問題のない猫の場合は、少量の目やにしか出ない - 猫の目やにの対処法
・猫の目やにをぬるま湯で柔らかくしてから拭き取る
・目薬をさす
・エリザベスカラーを使う - 猫の目やにがネバネバしてる時は病気の可能性が高い
・結膜炎や角膜炎などの可能性がある
猫の目やにがウイルス性の感染症の場合、他の猫に移してしまう可能性が高いです。
多頭飼いや室外に外飼いの猫がいる場合は、移し合いにならないよう対策を取ってください。
猫の目やにがいつもと違うと感じたら、早めに動物病院に連れて行きましょう。
【参考】