犬の狂犬病ワクチンの費用は、いくらかかるのか気になりますよね。
またいつまでに打つべきか、ワクチンにも種類があって混合ワクチンとの違いって何?と気になる方も多いと思います!
この記事で分かること
- 犬の狂犬病ワクチンの費用は?
- 犬の狂犬病ワクチンはいつまでに打つべき?
- 犬の狂犬病ワクチンと混合ワクチンの違いは?
この記事では、犬の狂犬病ワクチンの費用と、いつまでに打つべきかと混合ワクチンとの違いについてご紹介します!
それでは早速見ていきましょう。
犬の狂犬病ワクチンの費用は?
狂犬病ワクチンの接種方法は2つあり、接種費用は異なります。
- 動物病院:3,000〜4,000円(税込)程度
- 自治体による集団接種:3,000円(税込)前後(接種費用)
※上記費用に+550円(狂犬病予防注射済票の交付手数料が発生します)
動物病院で受ける場合は、それぞれ病院で設定している接種費用が異なるため、事前に直接病院に確認してみると良いでしょう。
犬の狂犬病ワクチンはいつまでに打つべき?
子犬の場合は、生後91日までに1回目のワクチン接種が推奨されています。
生後91日以降の犬を飼った場合は、30日以内にワクチン接種することが義務となっています。
犬を飼い始めてから30日以内に犬を登録するという義務もあるので、それまでに最初1回目のワクチンを接種しておくと安心ですね。
その後の狂犬病ワクチンの、目安となる接種スケジュールがあるので詳しく見ていきましょう。
厚生労働省では、毎年4〜6月までを狂犬病予防注射期間としています。
1回目の接種以降は、毎年4月1日~6月30日までの中で予定が合う時に接種しましょう。
市区町村からお知らせが届くタイミングで接種しにいくことで、忘れてしまったということを防げますね。
ただし「年1回の接種が義務」とされているため、どの時期に接種しても大丈夫です。
犬の狂犬病ワクチンと混合ワクチンの違いは?
犬の狂犬病ワクチンと混合ワクチンの違いは、義務付けられているワクチンと、複数の病気を予防することができるワクチンかの違いです。
ワクチンには、複数の種類がありますので詳しくご紹介しますね。
狂犬病ワクチン
人畜共通で感染する狂犬病を予防するためのワクチンで、飼っている犬すべてに接種することが義務付けられています。
狂犬病は、発症した場合ほぼ100%の確率で命を落とすといわれており、とても危険な病気です。
そして狂犬病を発症すると噛まれた犬だけではなく、人間も感染や発症してしまいます。
狂犬病ワクチンの接種を怠った場合は、20万円以下の罰金を課されることもあるので狂犬病ワクチンは必ず接種するようにしましょう!
混合ワクチン
複数の病気を予防することができるワクチンで、コアワクチンとノンコアワクチン対象の病気が予防できるワクチンです。
混合ワクチンは義務ではなく接種するかどうかは飼い自由です。
コアワクチンとノンコアワクチンの、2種類をまとめて「混合ワクチン」として接種するケースが多いです。
予防できる病気の数は、ワクチンを接種する種類によって変わり、2〜8種類の病気を予防できる混合ワクチンがよく接種されてるケースです。
コアワクチンの予防できる病気は、
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬ジステンパーウイルス感染症
- アデノウイルス1型(犬伝染性肝炎)
などです。
この病気は、人の健康状態に被害を及ぼす可能性があり、人畜共通の感染症の中でも致死率の高い伝染病です。
コアワクチンは世界小動物獣医師会(WSAVA)の発表したガイドラインによると、3年に1回の接種が推奨されていますが、日本では1年に1回の接種をすることが一般的です。
ノンコアワクチンとは、4種類の病気を予防するワクチンです。
- 犬コロナウイルス感染症
- 犬パラインフルエンザウイルス感染症
- 犬伝染性気管支炎
- 犬レプトスピラ症
などの病気が予防できます。
ノンコアワクチンは、飼っている環境や生活スタイル、伝染病の流行状況(感染リスク)によって接種が推奨されているワクチンです。
これらの病気も重症化してしまうと命を落とす可能性のある怖い病気なのですが、住んでいる場所や飼っている環境によって発症率が異なります。
ノンコアワクチンは、コアワクチン接種で予防できる病気と比べると危険性は低いのですが、もしもに備えて接種する飼い主さんが多いですね。
ノンコアワクチンは、体へのダメージや負担は少ない分効果があまり持続しないため、年に1回の接種が推奨されています。
そして犬の生活環境によっても、推奨されているワクチンの種類が異なりますので詳しくみてみましょう。
犬の生活環境による推奨ワクチンの違い
【5、6種混合ワクチン】
- 室内にいることが多く外出することはほとんどない犬
- ほかの犬と触れ合うことがほとんどない犬
室内飼いの場合、5、6種ワクチンで十分です。
【8種混合ワクチン】
- 外出は散歩する程度の犬
室内飼い、もしくは屋外飼いの場合で、外出が散歩程度でしたら8種混合ワクチンです。
【10種混合ワクチン】
- 外で遊ぶことが多い犬
- アウトドアで海や山など外出が多い犬
- 家に子供やお年寄りがいる犬
外に出かける機会が多いのでしたら、10種混合ワクチンを接種しておくと安心です。
ワクチンは健康状態に問題なく、良好な成犬であれば毎年接種しても問題ありません。
しかし、シニア犬、アレルギー体質の犬、持病や身体の弱い犬などはアレルギーやワクチンによる副作用のリスクが伴います。
リスクが心配な場合は抗体があるかどうかや血液検査なども検討しながら、かかりつけの動物病院へ相談すると良いでしょう。
まとめ:犬の狂犬病ワクチンの費用は?いつまでに打つべきかと混合ワクチンとの違い
簡単にまとめてみます。
- 犬の狂犬病ワクチンの費用は、3,000〜4,000円前後
- 犬の狂犬病ワクチンは、生後91日までに1回目の接種する必要がある
- 犬の狂犬病ワクチンと混合ワクチンの違いは、義務付けられているワクチンと複数の病気を予防することができるワクチン
この記事では、犬の狂犬病ワクチンの費用と、いつまでに打つべきかと混合ワクチンとの違いなどをご紹介しました。
犬の狂犬病ワクチンは接種を怠ってしまうと罰金があり、犬も人も大事な命に関わる危険な病気なので毎年の接種スケジュールを定期的に確認すると安心ですね!
ワちゃんと自分のためにも、しっかりワクチンの計画を立てて接種するようにしたいものです。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
【参考】
⇒ゲンキワンの口コミや評判は?おすすめしない犬とおすすめできる犬は?
⇒犬がお腹を見せる時と噛む時の気持ちは?特定の家族だけ噛むのはなぜ?