犬がシャンプー中に噛む理由として、ストレスを感じていたり自己防衛本能などが挙げられます。
特にシャンプー中は、身動きが取れなかったりお湯をかけられるなどいつもと違うことが多いですよね。
だからといって、全くシャンプーをしないというのも難しいでしょう。
そこで犬がシャンプー中に噛む理由や、噛み癖を直す方法などを知っておく必要があります。
この記事で分かること
- 犬がシャンプー中に噛むのはなぜ?
- 犬の噛み癖を直す方法
- 犬の噛み癖を直す時のしつけ方
この記事では犬がシャンプー中に噛むのはなぜなのか、噛み癖を直す方法としつけ方を解説していきます。
それでは早速見ていきましょう。
犬がシャンプー中に噛むのはなぜ?
まずは犬がシャンプー中に噛む理由を4つ挙げていきます。
- シャンプー中に抑えられるのが不快
- シャワーの音や水圧が怖い
- 顔が濡れるのがイヤ
- 自分の匂いが消えるのがイヤ
では、1つずつ説明していきますね。
1.シャンプー中に抑えられるのが不快
シャンプー中に、犬が動くとちゃんと洗えませんよね。
そのため、動かないように抑える必要があります。
しかし犬にとって、体を抑えられることは不快でストレスになるんです。
そのストレスが限界に達すると、噛むという行動に出てしまいます。
2.シャワーの音や水圧が怖い
犬にとってシャワーの音は、聞き慣れない音なので不快に感じます。
またシャワーが体に当たる感覚も、慣れていないと恐怖を感じやすいです。
そのため、自分の体に何か当たってると感じると自己防衛本能が働き噛んでしまいます。
3.顔が濡れるのがイヤ
犬は、顔が濡れるのをとても嫌がります。
特に、耳や目に水が入るのを嫌がる傾向にあるんです。
顔が濡れる不快感に我慢できず、噛んで抵抗するという行動を取ってしまいます。
顔を濡らさずに洗うのは大変ですが、噛まれないようにするために工夫が必要です。
4.自分の匂いが消えるのがイヤ
犬にとって、自分の匂いはとても重要ですよね。
嗅覚が鋭い犬は、シャンプーで自分の匂いが消えたことに気付きます。
そして自分の大事な匂いが消えてしまったことへの不安で、いっぱいになってしまうんです。
犬はその不安を、噛んで解消しようとします。
犬の噛み癖を直す方法
犬にとって「噛む」というのは、元々備わっている習性です。
何かを運んだり、おもちゃなどを噛むことでストレス解消したりします。
習性を完全に無くすのは無理ですが、犬の噛み癖は治さないとトラブルの元になりかねません。
事故を起こさないためにも、犬の噛み癖を直す方法はきちんと知っておくことが重要です。
犬が何かを噛む一番の理由は、ストレスだとされています。
ストレス解消の方法としては、運動をさせて気晴らしをさせてあげるのがおすすめ。
散歩の回数を増やすのが良いのですが、散歩ができない日は噛むためのおもちゃを用意しましょう。
ロープなどであなたと引っ張り合いをするのも、コミュニケーションもとれる上に良い運動にもなりますよ。
大型犬が引っ張り合いしても大丈夫なほど頑丈、コスパがいいなどの口コミがありました。
犬の噛み癖を直す時のしつけ方
犬の噛み癖を直す時のしつけ方を知っておく必要があります。
犬の噛み癖を直す時のしつけ方はいくつかありますが、一番重要なのは「子犬のうちに躾けること」です。
さほど痛くない子犬の甘噛みのうちに、人間に対して歯を立てるのは絶対ダメと覚えさせましょう。
子犬の前に手を出し、噛まなくなるまで何回も繰り返します。
それでも噛む場合は子犬を無視して視線も合わさず、数分間子犬だけにして考える時間を与えてください。
次に、噛むと遊んでもらえなくなると覚えさせることです。
もし遊んでいる時に、あなたを噛んだらおもちゃを取り上げて遊ぶのを止めます。
犬が落ち着いたら遊びを再開し、また噛んだらおもちゃを取り上げて遊ぶのをやめましょう。
これを繰り返すことで、「噛むと遊んでもらえなくなる」と覚えさせます。
どんなに言うことを聞かなくても、叩いたり大声で叱るのは絶対NGです。
犬が「人間は怖い」と認識してしまうと、防衛本能や恐怖心から余計に噛むようになってしまうからです。
いたずらをした犬が悪いとしても、叩いたり大声で叱ったら怯えて警戒心を抱くのは当然です。
これはしつけではなく、暴力で押さえつけているだけなので逆に犬が凶暴化する可能性もあります。
基本的に口輪は、病院の診察やトリミングなどやむを得ない状況の時だけにしましょう。
そもそも口輪を使っても、噛み癖が直るというわけではありません。
噛み癖があるからと日常的に口輪を使うと、逆にストレスを与えてしまうだけです。
また口をちゃんと開けられないために、体の熱を発散できなくなり熱中症になる可能性もあります。
まとめ:犬がシャンプー中に噛むのはなぜ?噛み癖を直す方法としつけ方を解説
まとめると、
- 犬がシャンプー中に噛むのはなぜ?
・シャンプー中に抑えられるのが不快
・シャワーの音や水圧が怖い
・顔が濡れるのがイヤ
・自分の匂いが消えるのがイヤ - 犬の噛み癖を直す方法
・散歩の回数を増やすなど運動させる - 犬の噛み癖を直す時のしつけ方
・子犬のうちに噛み癖を直す
・噛むと遊んでもらえなくなると覚えさせる
・叩く、大声で叱るのは絶対NG
・口輪は応急処置として使用する
シャンプー中に、犬が噛む理由のほとんどがストレスです。
シャンプーを手際よく終わらせる、シャンプーが終わったらご褒美をあげるなど工夫してください。
どうしてもシャンプー中に犬が噛むのを止めさせられない時は、プロのトレーナーに頼むのも良いかもしれません。
【参考】
⇒犬がシャンプー後に暴れる理由は?暴れさせない対処法を分かりやすく解説
⇒ドッグランのワクチンの証明書の作り方は?犬を連れていないと入れない?
⇒ドッグフードを半分に切る方法!ピルカッターを使えば簡単に切れるよ