猫を飼っていく上で、猫が外に出たがる素振りを見せると「外に出してあげた方がいいのかな?」と考えてしまいますよね。
しかし一度でも外に出してしまうと、出した場所を縄張りと思い込んでしまい常に見回りに行けない事がストレスになりかねません。
ずっと室内で飼っていくのであれば、外には出さない方が猫の健康や安全面では安心です。
その為には猫が脱走しないよう対策を取る必要があり、その対策の1つにロールスクリーンが挙げられます。
そこでロールスクリーンで、どうやって猫の脱走対策を取るのかをお伝えします。
この記事で分かること
- 猫の脱走防止はロールスクリーンが効果的なのか
- 猫の脱走防止ロールスクリーンの設置方法
この記事では、猫の脱走防止はロールスクリーンが効果的?設置方法と脱走防止アイデア集をご紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
猫の脱走防止はロールスクリーンが効果的?
ロールスクリーンが効果的な理由を説明します。
ロールスクリーンは素材が柔らかく繋ぎ目がないので、猫は爪を引っ掛けて登る事が出来ない上に障子のように破って脱走する事もできません。
そのため窓やベランダから脱走するのを防止できるので、ロールスクリーンは効果的なのです。
実際に猫がカーテンに爪を引っかけて登るのでカーテンがボロボロになる、障子を破るというのは猫あるあるですよね。
ロールスクリーンは1枚のスクリーンを巻き上げるもので、開口部の広さを自由に調整できて上げ下げも簡単な上に好きな高さで止められます。
そんなロールスクリーンのおすすめポイントも紹介します。
【ロールスクリーンのおすすめポイント】
- 愛猫がジャンプしても届かない高さまで引き上げられる
- ポリエステルなどの素材は猫の爪が引っかかりにくい
ロールスクリーンには突っ張り棒に通すタイプやネジで止めるタイプの他に、カーテンレールに取り付けるタイプがあります。
防炎や撥水加工が施されたロールスクリーンは、生地は厚く、生地表面が滑らかなので生地に織り目の隙間がありません。
そのため織り目の隙間に、猫の爪が引っかかってしまう心配はないというのもポイントです。
さらに撥水機能は防汚対策にもなるので、ロールスクリーンが汚れても水拭きで汚れを拭き取ればOKなのでお手入れも簡単。
以上の理由から『撥水・防炎』または『撥水・遮光』の加工が施されているロールスクリーンがおすすめです。
昇降ユニットはチェーン式を選ぶ
ロールスクリーンの昇降にはチェーン式とプルコード式の2種類があります。
猫を飼っている場合は、チェーン式の昇降ユニットがおすすめです。
プルコード式は垂れ下がる形になっているのでユラユラと揺れてしまう可能性があり、プルコードを猫が標的にしてしまう危険があります。
チェーン式なら猫の届かない位置にクリップなどで固定できるので、猫がイタズラする危険が減らせます。
ロールスクリーンは天井付けタイプにする
ロールスクリーンは、つっぱり・正面付け・天井付けと3種類の取り付けタイプがあるのです。
猫を飼っている場合は、天井付けがおすすめです。
天井付けなら猫がロールスクリーンの上に乗れないので、ロールスクリーンの上に乗って壊れたというようなトラブルを防げます。
ロールスクリーンをカーテンレールに取り付けるのであれば、取り付けブラケットをビスで固定して猫が乗ってロールスクリーンが落ちないようにする必要があります。
猫の脱走防止ロールスクリーンの設置方法
ここでは天井付けのロールスクリーンの設置方法を紹介します。
- 取付ブラケットを設置する
- ロールスクリーンを取り付ける
では順番にみていきましょう。
1.取付ブラケットを設置する
天井付けは、木の枠の厚みが2cm以上ある場所に取り付けます。
取り付け場所を決めたら、ブラケットを設置しましょう。
ブラケットはロールスクリーンの本体である両端から、5cm以上の内側にくるように取り付けます。
もし3個以上ある場合は、ブラケットの間隔が均等になるように設置してください。
2.ロールスクリーンを取り付ける
ブラケットを取り付けたら、ロールスクリーンの本体を取り付けです。
ロールスクリーンの本体上部をブラケットのツメにしっかり引っ掛けて、カチッと音がするまで押し込みます。
ただしロールスクリーンの操作方法で、押し込む向きが違うので気をつけてください。
プルコード式は、ロールスクリーン本体を手前のツメに引っ掛けて奥に押し込みます。
チェーン式は、ロールスクリーン本体を奥のツメに引っ掛けて手前に押し込みます。
そして固定できた事を確認したら取り付け完了です。
ロールスクリーンのサイズ
ロールスクリーンのサイズは規格サイズのロールスクリーンと、窓の大きさで作るオーダーメイドがあります。
見た目に拘らないのであれば規格サイズ、インテリアとしての役目も果たしたいならオーダーメイドがおすすめです。
猫の脱走防止アイデア集
ロールスクリーンの他に、猫の脱走防止になるアイデア集をいくつか紹介します。
- キャットステップやキャットウォークの設置
- 出入りできる場所を制限する
- 窓辺に日向ぼっこのスペースを作る
では、順番にご紹介しますね。
キャットステップやキャットウォークの設置
猫は高い場所を好み棚の上などにいる事が多いのですが、カーテンレールや家電製品だと怪我や破損の危険も。
猫が上り下りできるキャットステップやキャットウォークがあれば「高い場所に上りたい」という欲求を満たせるだけではなく、上ってはいけない場所に上る頻度を減らせます。
さらにカーテンの部分にカーテンレールを覆うカーテンボックスをつけておけば、カーテンレールを守りつつ猫の通り道を作れるのでおすすめです。
このように、キャットステップやキャットウォークなどの高い場所への移動を可能にしてあげることで、心理的に脱走防止に繋がります。
出入りできる場所を制限する
猫の脱走防止に、ドアや柵を作るのも1つの方法です。
ただし視界が見えないと猫が不安を感じてしまいます。
猫が通り抜けられないような隙間があるタイプや、透明または半透明のスクリーンがついたドアや柵がおすすめです。
逆に自由に行き来しても大丈夫な空間は、キャットドアをつけるのも良いでしょう。
窓辺に日向ぼっこのスペースを作る
猫は暖かい場所が好きで、へそ天で寝っ転がったり窓の外を眺めながらの日向ぼっこは最高の時間です。
さらに日向ぼっこは、体の殺菌やダニの駆除やにもなりますのでとても需要です。
猫がくつろぎながら日向ぼっこができるスペースを窓辺に作ると、家の居心地の良さが分かり脱走防止になつながりますよ!
猫の脱走防止はロールスクリーンが効果的?設置方法と脱走防止アイデア集まとめ
まとめると、
- 猫の脱走防止はロールスクリーンが効果的
- 猫の脱走防止ロールスクリーンの設置方法は簡単
- 猫の脱走防止はキャットステップやキャットウォークの設置などがある
ロールスクリーンは猫の爪が引っかかりにくい素材なので、障子のように破れる心配はありません。
しかも撥水機能付きロールスクリーンにすると、汚れを濡れた雑巾で拭くだけで済むのでお手入れも簡単です。
猫の脱走防止対策を考えている飼い主さんは、この機会にロールスクリーンの設置を検討してみるのも良いかもしれません。
【参考】
⇒猫はアコーディオンカーテンを開ける?どの程度脱走防止に使えるのか調査